2025年8月29日、インドネシア・Jambi大学医学部講堂にて、ひとひとケアクリニックのKAZU先生が「脳神経外科手術のトラブルシューティング」と「ひとひとケアクリニックにおける診療実践」をテーマに特別講演を行いました。講演には医学生、医師、教員が参加し、臨床で直面する課題への具体的な対処法や、患者さんに寄り添った診療スタイルについて、実践に裏打ちされた深い洞察が披露されました。

講演後には参加者から「国際的視点から理解が広がった」「すぐに臨床に応用できる内容だった」といった高い評価を得ており、日本とインドネシアの医学・医療人材交流づくりにおいて重要な機会となりました。




さらにKAZU先生は、現地の医師とともにMuaro Jambi(ムアロ・ジャンビ)寺院群へ足を運びました。Muaro Jambiは、7世紀から13世紀にかけて建立された仏教寺院複合群で、東南アジア最大級の規模を誇る遺跡として知られ、UNESCOの世界遺産暫定リストにも登録されています 。特に「Candi Kedaton(ケダトン寺院)」や「Candi Gumpung(グンプン寺院)」などが屈指の見どころで、仏教教育・宗教を支えた重要な遺跡群です 。


また、Jambi名物の“pempek sambal”(辛いチリソースを塗って炒めた魚の練り物)を味わい、地元の味と会話を楽しみながらさらなる文化的交流が深まりました 。


今回の講演と文化体験は、医学教育だけでなく、人と文化のつながりを育む、まさに「場を越えた学び」の実践となりました。
