80カ国もの国籍が存在する生野区では、多文化共生の教育・まちづくりの公民連携による重層的な ネットワークをより一層拡充しようとしています。今回、いくのパークにて「多文化共生の希望の種リレートーク Vol.2 ~未来への提言~」が開催されました。発表者として当クリニックの中村一仁が登壇し「色鮮やかな蝶になろう」というお話しをしました。「蝶は大きな羽を広げて飛びます。片方の羽だけでは、うまく飛ぶことはできません。その羽には、小さな鱗粉が集まり、美しい色や模様が生まれます。それが蝶の個性になります。でも、ただ羽を持っているだけでは、蝶は飛べません。羽ばたくことで、初めて自由に空を舞うことができるのです。人も同じです。自分ひとりでは、個性は生まれません。他の人と関わることで、自分らしさができていきます。つながりの中で、お互いに影響し合いながら、私たちは社会という空を飛んでいくのです。街もまた、人と同じです。関わりや交流がなければ、そこに本当の個性は生まれません。人々が支え合い、影響し合うことで、街は成長し、輝きを増していくのです。」未来への提言では「世界一の多国籍タウンいくのへ」と発言し、生野スタイルを「いくのな人」で作り上げようと伝えました。